ハイプロンは誰でも飲める?

「ハイプロンは誰でも飲める?」のイメージ画像

非ベンゾジアゼピン系のザレプロンを有効成分とする睡眠薬のハイプロンは、依存性や副作用のリスクが少なく、日本では未認可であるものの個人輸入で簡単に入手できるという特徴があります。
要するに、数ある睡眠薬の中でも優れた部類に入るわけですが、「睡眠に悩んでいる人ならだれでも飲める」というわけではありません。

そもそもハイプロンは、「寝つきが異常に悪い」という入眠障害に効く睡眠薬であり、効果の持続時間は4~5時間程度です。そのため、早朝に目が覚めてしまうという「早朝覚醒」などには不向きです。
その場合には別の医薬品がおすすめなので、適切な薬を選ぶ意味でも「ハイプロンは自分の悩みに向いているか」ということを考える必要があります。

また、筋弛緩剤やイトラコナゾール、フェノチアジン系の薬など、併用注意とされている薬もあります。それらの薬を服用している方は、あらかじめ医師に相談して「私の場合ハイプロンを飲んでも大丈夫ですか?」と確認する作業が欠かせません。
さらに、妊娠している方や授乳中の方、高齢の方、肝臓や腎臓に持病をお持ちの方はハイプロンを飲まないほうが良い場合もあるので、これもまた医師への確認が必要です。